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原作のオイしいところだけ拝借!

2014年6月28日 中山 治美 オール・ユー・ニード・イズ・キル ★★★★★ ★★★★★

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オール・ユー・ニード・イズ・キル

 日本の小説が原作だけに、尚更、ハリウッドで調理するという事はこういうことなのか!と膝を打つに違いない。余計な説明を排除して、繰り返される日々をテンポ良く見せていくスタイリッシュな映像。エイリアン・ギタイの迫力と脅威。そして弱腰男がヒーローへと成長していく物語性。トム・クルーズというスターを使って万人を楽しませる術が凝縮されている。
 惜しむべきは、後に全く何も残らないということ。それはトムは何度も死を体験するが、そこに恐怖がないからだ。同様に主人公が同時間をループする『ミッション:8ミニッツ』では、人の心の痛みが胸に刺さったのだが。RPGゲーム感覚で娯楽のみを追求するなら及第点だろう。

中山 治美

中山 治美

略歴:茨城県出身。スポーツ紙記者を経てフリーの映画ジャーナリストに。日本映画navi、全国商工新聞、スカイパーフェクトTV(ぴあ)、BANGER!、朝日新聞webサイトおしごとはくぶつかん情報館内で「おしごと映画」を執筆中。いつの間にやら映画祭を回るのがライフワークとなっている。お気に入りはオランダ・ロッテルダム国際映画祭とスペインのサンセバスチャン国際映画祭。

近況:本サイトで「映画で何ができるのか?」と「ぐるっと!世界の映画祭」を連載中。また、編集に携わった塚本晋也監督・著「『野火』全記録」(洋泉社)、DVDマガジン「石原裕次郎シアター」(朝日新聞社)が発売中デス。ライフワークの旅の記録をまとめたブログはこちら。https://tabisutekaisyu.amebaownd.com

サイト: https://www.oshihaku.jp/series/00007

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