サムバーグ演じるリラックスした主人公が魅力的

同じ日が繰り返されるという設定のコメディは、「恋はデ・ジャブ」から最近の「ハッピー・デス・デイ」まで過去にもあるが、今作も独立したチャーミングな映画に仕上がっている。一番の強みはアンディ・サムバーグ演じる、リラックスした主人公。明日もまた同じという事実を受け入れ、抵抗せずに生きているところが新鮮なのだ。「Saturday Night Live」出身の彼は、いつものことながらフィジカルなコメディも最高。後半の流れには定番的な部分もちらつくが、サムバーグとお相手役クリスティン・ミリオティの魅力で引っ張る。砂漠を背景にしたカラフルなビジュアルも楽しい雰囲気をプラスする。