やはり「貪欲<グリード>は善」なのでしょうか?

2021年6月17日 山縣みどり グリード ファストファッション帝国の真実 ★★★★★ ★★★★★

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グリード ファストファッション帝国の真実

トップショップの創設者をモデルに成金の実態と格差社会の不平等を暴き出すブラックコメディで、考えさせられる要素が詰まっている。底の浅いファッション王リチャードの言動が破天荒すぎて、怒りを忘れるほどで、S・クーガンのキャラ作り大成功! セレブの実名を出して観客の興味を引く一方で、富裕層による詐欺まがいの蓄財システムや発展途上国における労働搾取もきちんと暴いた社会派の側面は、さすがM・ウィンターボトム監督。資本主義の歪みを抑えつつも、王国の継承の皮肉なこと!? とはいえ、ゴードン・ゲッコーに倣って「貪欲は善」を実践する人が勝つこの世の中、どうにかならないのかしら?

山縣みどり

山縣みどり

略歴:雑誌編集者からフリーに転身。インタビューや映画評を中心にファッション&ゴシップまで幅広く執筆。

近況:最近、役者名を誤表記する失敗が続き、猛省しています。配給会社様や読者様からの指摘を受けるまで気づかない不始末ぶりで、本当に申し訳ありません。

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