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下北沢で生きる SHIMOKITA 2003 TO 2014 (2014):映画短評

下北沢で生きる SHIMOKITA 2003 TO 2014 (2014)

2015年2月21日公開 95分

下北沢で生きる SHIMOKITA 2003 TO 2014
(C) 『下北沢で生きる』制作委員会
中山 治美

日本の公共事業のあり方を考える

中山 治美 評価: ★★★★★ ★★★★★

 原発再稼動に辺野古の新米軍基地建設など、きょうもどこかで民衆が反対の声を上げている。一体、誰の為の公共事業なのだろうと考えさせられてしまう。東京・下北沢の再開発計画もしかりだ。本作は、同地が抱える問題をイベント「SHIMOKITA VOICE」で啓発してきたメンバーによる記録映像をまとめたものだ。となると、単に反対者の一方的な内容に偏りがちだ。だが本作は、広く住民の声を拾ってあり、多方面からこの問題を再考させてくれる情報がぎっしり詰まっている。
 同時に、街の遍歴を記録した貴重な映像資料であることも見逃せない。現在の工事だらけの下北沢の街を見ると尚更、本作の価値が実感できるだろう。

この短評にはネタバレを含んでいます
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