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映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝 (2022):映画短評

映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝 (2022)

2022年4月22日公開 100分

映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝
(C) 臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2022
くれい響

“野原ひろし版『そして父になる』”ではなかった!

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

妙に気合いの入ったアクション作画に、『カスカベ野生王国』を思い起こさせる動物ネタ、贅沢な山田孝之の使い方など、いろいろやることはやっているのだが、どうも散漫な印象が強い。そういう意味では『新婚旅行ハリケーン』の橋本昌和監督作らしさ全開なのだが、今回の売りだった『そして父になる』な子ども取り違え騒動に至っては、あっさりと回収。そんな肩透かし感に加え、“忍法・親心”のワードに代表される、あからさまな泣かせ展開が鼻につく。数年に一度出てくる『オトナ帝国』の呪縛を感じさせる仕上がりのうえ、前2作が秀作だったぶん、とにかく30周年記念作としてはモノ足りなさが残る。

この短評にはネタバレを含んでいます
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