花緑青が明ける日に (2025):映画短評
独創性を追求し、アニメならではの表現で冒険も
日本画家としての監督の才能を頭に入れながら接することで、多くのアニメとは異なる色彩のバランス、背景の淡い美しさ、人物に反射する光の表現に目を見張らせる。
高低差を強調したカメラワークの心地よさ、人物配置の独特の構図、メロウな空気感、ディテールへのこだわりなどアニメーションならではの魅力も随所で光ってる。実写やストップモーションも駆使した冒険心もスパイス的に作品にうまく溶け込んだ印象。原作モノやシリーズとは一線を画すプレシャス感が備わり、こうした作品のヒットが望まれる。
ストーリー自体はコンパクトなので、どこに感情移入できるかは人それぞれか。セリフが堅実な分、もう少し深い感情に浸りたかった気も。
この短評にはネタバレを含んでいます





















