君がトクベツ (2025):映画短評
職人監督の手による、畑芽育無双!
これまで少女マンガのありえない設定を、演出家の力業によって魅せてきた、幸田もも子原作コミックの映画化。今回、NHK時代劇「いちげき」の松田礼人監督という意外な人選に驚かされるも、そこは「ケータイ刑事」から多くの連ドラを手掛けてきた職人監督。畑芽育というキラキラ映画最強キャストを味方に、高いハードルを軽くクリアしてくる。とにかく、なにわ男子・大橋和也ら、異なるグループのメンバーで構成した「LiKE LEGEND」の楽曲を含む、完成度の高さが光る。マネージャーの扱いなど、業界モノとしてはヌルさも目立つが、推す側も推される側も納得しかない「推し活応援ムービー」としての完成度は高し。
この短評にはネタバレを含んでいます



















