カラダ探し THE LAST NIGHT (2025):映画短評
ライター3人の平均評価: 3
血みどろアトラクション感マシマシのシリーズ第2弾
バラバラ死体の全パーツを揃えるまで、同じ1日を繰り返しながら「赤い人」に殺され続ける…という怪現象「カラダ探し」を描いたタイムループ・ホラーの第2弾。あれから3年後、新たに「カラダ探し」へ巻き込まれた高校生たちが、前作の生存者と協力して「カラダ探し」の呪いそのものを断ち切ろうとする。舞台が夜の学校から夜の遊園地へ移ったこともあり、より一層のこと「血みどろアトラクション」感が増したという印象。こんなアッケラカンとしたノリで切り株描写を楽しんで良いものか?という疑問が脳裏をかすめないわけではないが、とりあえずゲーム感覚溢れる若者向けホラー・エンターテインメントとして十分にアリでしょう。
青春ドラマ味の拡張でホラーの裾野を広げる
テイストは前作と同様で、ホラーに青春ドラマを絡めたつくり。橋本環奈ら前作のキャストは今回も重要なキャラを演じているが、本作では次の世代の子どもたちが主人公となる。
前作の学校から遊園地に舞台をスイッチしたことで、アトラクション性は拡大。観覧車やジェットコースターなどの空間の広さを意識させる点に工夫が観られる。
前作以上に友情やロマンスの要素が強く、思春期の甘酸っぱくも笑えるエピソードの連打ゆえに恐怖の強度は低めで、ガチのホラーファンには物足りなさもあるだろう。それでもジャンルの裾野を広げるという点では意味がある。怖すぎる映画はイヤというライト層に、ぜひ観て欲しい。
アトラクション感倍増
前作からストレートに繋がる続編、ゆえにルール説明などの部分を省いたためよりタイトな映画に。メインのキャストは続投しつつもタイトルの”カラダ探し”に挑む面々はガラッとメンバーチェンジ、前作はすでにキャリアのある面々が揃いましたが、今回は将来性を買った面々が抜擢されました。やはり未熟さは感じてしまいますが、リアルなティーンエイジャー感で言うと今回の方が良いかと思います。大きな変更点は舞台が学園から遊園地に変わったところ。もともとスピード感重視のゲーム的な映画でしたが、今回は遊園地が舞台なったことでよりアトラクション感が増しました。





















