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ハルビン (2024):映画短評

ハルビン (2024)

2025年7月4日公開 114分

ハルビン
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なかざわひでゆき

日本人だからこそ見るべき重厚な歴史ドラマ

なかざわひでゆき 評価: ★★★★★ ★★★★★

 大日本帝国の侵略と弾圧に真っ向から抗い、ハルビン駅で伊藤博文を暗殺した抗日運動の英雄・安重根の実話を描く。その暗殺事件へ至るまでの流れにフォーカスした脚本はシンプル。抗日活動家たちを必要以上に美化したりせず、日帝側についてもことさら悪魔化することがない。公平な視点で史実を淡々と描いていくウ・ミンホ監督のクールな演出は、それゆえに歴史ドラマとしての揺るぎない説得力を備えたと言えよう。リリー・フランキーの伊藤博文もハマリ役!欲を言えば、脇の日本人キャラも日本人俳優に演じさせた方が良かった。いずれにせよ、日韓関係で未来志向に立つのであればなおさら、こうした過去の暗い歴史をちゃんと知るべきだろう。

この短評にはネタバレを含んでいます
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