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ボーイ・キルズ・ワールド:爆拳壊界流転掌列伝 (2023):映画短評

2025年9月19日公開 111分

ボーイ・キルズ・ワールド:爆拳壊界流転掌列伝
(C) 2023 Boy Kills World Rights, LLC All rights reserved.

ライター3人の平均評価: ★★★★★ ★★★★★ 3.3

くれい響

中2病すぎるキャラ造形がツボる!

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

思いのほか、ヘヴィすぎるディストピア設定に驚かされつつ、シニカルな笑いたっぷりの主人公の“内なる声”でストーリーが展開。チーズ削り機などを使った残酷描写は爽快感が強いが、いろいろと出落ち感満載! 中盤の息切れ感に加え、肝心のアクションの撮り方とか、いろいろ問題児なのは否定できない。ただ、『ハッピー・デス・デイ』のジェシカ・ローテ演じる「6月27日」の中2病すぎるキャラ造形に、『スカイライン-逆襲-』にも通じるヤヤン・ルヒアンの正しい使い方など、作り手のただならぬ意気込みはしっかり評価したいところ。素顔を拝めるビル・スカルスガルドを愛でる映画としても成立している。

この短評にはネタバレを含んでいます
なかざわひでゆき

ビル・スカルスガルドの美しさとカッコよさが炸裂!

なかざわひでゆき 評価: ★★★★★ ★★★★★

 文明の崩壊後、王朝を名乗る狂人一族によって恐怖支配された全体主義的な世界。家族を殺され言葉を奪われた若者が、森のシャーマンによって最強の人間兵器へと鍛え上げられ、やがて支配者ファミリーへ壮絶な復讐を挑んでいく。グラフィックノベル的な世界観を基調としたディストピア系アクション。ストーリー自体に新鮮味は全くないものの、しかし血みどろのハードなバイオレンスとシニカルなユーモアを掛け合わせた軽妙な語り口は楽しいし、現実と妄想が混在する主人公の視点が終盤のどんでん返しへと繋がっていく仕掛けも悪くない。なにより、徹底した肉体改造で役に臨んだビル・スカルスガルドの美しくもカッコいいこと!

この短評にはネタバレを含んでいます
平沢 薫

激闘に、爆笑ギャグをトッピング

平沢 薫 評価: ★★★★★ ★★★★★

 邦題にゲーム名のような漢字が並んでいるのは正解で、主人公が目指すのは幼年期に遊んだ格闘ゲームのキャラ。荒唐無稽ビジュアル優先のアクションが山盛りで、『ザ・レイド』のヤヤン・ルヒアン相手のガチの格闘から、ワイアー系、速度加工系、編集系と多種多様で、どれもビシッと決まる。そこに、トンでもないギャグ感覚をトッピング。シリアルのマスコットキャラたちが最高。

 そんな世界にその方面の顔ぶれが大集合。主演のビル・スカルスガルドも、彼と「ヘムロック・グローブ」で共演したファムケ・ヤンセンもやはり異界がお似合い。『第9地区』のシャールト・コプリー、『ハッピー・デス・デイ』のジェシカ・ローテらが続々。

この短評にはネタバレを含んでいます
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