ワーキングマン (2025):映画短評
ライター6人の平均評価: 3.3
定番中の定番プロットをそつなくこなす
優れた肉体的スキルを持つ男がその過去を封じ平凡な人生を送っていたら、どうしようもない事態が発生してその腕を使うことに、という設定は、もはやハリウッドの定番中の定番。その「前提」が彼らのアクションシーンを正当化するわけで、便利ではある。ジェイソン・ステイサムがお得意のスタントを披露するこの映画は、このジャンルに新しいことは加えないものの、求められるものはそつなく揃えており、多くを期待しないのであれば、とりわけ不満もなし。観客に娯楽を与えるという目的は果たしている。だがステイサムはこの後も似たような設定のアクション映画が続く様子だし、そろそろちょっと違う側面も見たいかも。
お家芸の加速をシンプルに、浴びるように満喫
1年前の監督も同じ『ビーキーパー』のように、スゴ腕の戦闘スキルを持つ男が俗世間でひっそり生活してる設定。その隠した才能が豪快に爆発…はジェイソン・ステイサムのお家芸だと改めて認識。それにしても今回は強すぎる。孤軍奮闘でここまで集団を倒し続ける流れは、はっきり言ってツッコミどころ多発だが、D・エアー監督の撮り方、小刻みな編集力によって、主人公の無敵さが説得力を持つから不思議! ジョン・ウィックよりも悲壮感少ないが、殺し方は妙に残酷で、そのあたり拒絶反応が起こるかも。
工事現場の道具を瞬時に使う応戦はジャッキー・チェンを彷彿とさせ、ブルートゥース駆使の銃撃など、アクション絡みは細部まで発見多い。
往年の「洋画劇場」的なプログラムピクチャー系愉楽
ジェイソン・ステイサムが作業着で建築現場に居る、という時点で出オチみたいなもんだが、本編の大半は元特殊部隊のスキル丸出しで大活躍(スーツも着ます)。「ほぼピンチに陥らない」というお約束の確立は、観ていてストレスが掛からなくて良い。アクションスターとしての安定感はマ・ドンソクと現在双璧だろう。スタローン先輩が製作・共同脚本で参加。70~80年代アクション的なちょうどいいB級感が横溢する。
デヴィッド・エアー監督のジャンル映画への奉仕と献身も光り、お得意の鬼畜描写が軽快に炸裂。前作『ビーキーパー』程のキレには欠けるが、ステイサムとの好タッグへの応援の意味で点は甘めに。毎年このチームで1本欲しい!
強くてカッコいいジェイソン・ステイサムを存分に堪能!
建築現場の監督として働く元英国海兵隊特殊部隊の凄腕兵士が、人身売買目的で誘拐された恩人の娘を奪還するべく巨大犯罪組織にひとりで立ち向かう。同じくジェイソン・ステイサム×デヴィッド・エアー監督のコンビによる『ビーキーパー』の焼き直し的な作品。不器用で温厚なブルーカラーの中年男性が、実は最強の殺人マシンだった!という設定はリーアム・ニーソン映画にも相通じる。シルヴェスター・スタローンが携わった脚本に目新しさは何もないが、しかし強くてカッコいいステイサムを存分に堪能できるという点において、ファンであれば文句なしに大満足であろう。次々と登場するマンガ的な悪役キャラたちも面白い。
安心安全なステイサム映画
『ビーキーパー』を大成功させた監督・デヴィッド・エアー&主演・ジェイソン・ステイサムのコンビ最新作。この二人が2年続けて痛快なアクション映画を届けてくれました。ジェイソン・ステイサムは現在何人かいる見ていて不安にならない圧倒的な強さと説得力を持つアクション俳優で、今回もまた相手こそ特殊ではありますが、困難さはあまり感じません。サスペンスとして考えたとき主人公が不安さを感じさせないというのは場合によっては大きなマイナス要素になるのですが、ジェイソン・ステイサムの存在感をそれを補って余りあるものがありますね。
ステイサムの建築作業員姿が似合いすぎ
普通の男かと思ったら問答無用に強い、というジェイソン・ステイサムの得意芸が炸裂、それにつけても工事現場の監督役のヘルメットと安全ベストが似合いすぎ。今回はアクションに加えて、手掛かりを元に犯人を捜査する探偵要素もプラス。また、その過程で出会う敵キャラたちが、残虐な男女ペアの殺し屋や、バイクの部品で出来た「ゲーム・オブ・スローンズ」風の王座に座ってバイカーたちを束ねる元軍人など、個性派揃い。誘拐された女子大生も脱出のために戦う。
本作のデヴィッド・エアー監督作に出演歴のある共演陣もさりげなく豪華。工事会社経営者役でマイケル・ペーニャ、主人公のかつての戦友役でデヴィッド・ハーバーが共演。


























