マーズ・エクスプレス (2023):映画短評
近未来SFハードボイルドに新味を加える
あえてデザインもストーリーもテーマも、SFの歴史を踏まえた伝統的かつ王道系でありつつ、物語の到達点がこれまでとは違うところが魅力。ロボットが"意識"を持つようになった時、それはどこへ向かうのか。
人間がロボットを使役して暮らす23世紀、火星の大都市で、女性私立探偵アリーヌと、アンドロイドのカルロスのコンビが、行方不明の女子大生を探す仕事を引き受けて巨大な陰謀に遭遇、という定番の近未来ハードボイルドに、アシモフのロボット三原則や、有名ゲームクリエイターの名前の天才ハッカー、名作SF映画&アニメのオマージュを盛り込み、謎解きストーリーの組み立ても巧み。冷たい空気感も気持ちいい。
この短評にはネタバレを含んでいます






















