PROJECT Y (2025):映画短評
狂暴に突っ走る韓国版『ナイトフラワー』
夜の街で生きる女性たちのシスターフッド映画といえば、最近は傑作『ナイトフラワー』があったが、いわばその韓国版。ただし、こちらはよりバイオレントでエンタメに振れている。
象徴的に登場するタールプールのような沼状態の裏町で、窮地から抜け出すための大金強奪は、悪党との攻防を経て復讐へと変ぼう。そんな流れを、主人公ふたりの“何がなんでも生き残る”という意思が激しく動かす。この力強さこそ本作の大きな魅力といえよう。
男社会への反逆という裏テーマの社会性はもちろん、潔癖症のヴィランをはじめ脇キャラも個性が際立つ。とくに裏町の酸いも甘いも嚙み分けた、主人公たちの“お母さん”のキャラが味。
この短評にはネタバレを含んでいます


















