DIGGER/ディガー:映画短評
★5でもいいが、★1つとも…。心の中で評価が相反する問題作
ここまで評価の手に負えない作品は極めて稀。その意味で、自分の目で確かめる価値は大。莫大予算のアート映画の極北か。
テーマはブラックで辛辣。強烈なコメディの様式で、複数の登場人物が気候変動に絡めて自分たちの利益を追求し、モラルや常識を省みない姿勢で、現代社会の支配者(誰なのか一目瞭然)を揶揄する。しかも作品の野心的でチャレンジングな構造には恐れ入るばかり。
ただ全編、多くのキャストの芝居のテンションが高すぎ、演出の圧も激しく、その意図もわかるとはいえ、観ていて生理的に疲弊するのも事実。トムの怪演は確かにオスカー級も場面によってメリハリが必要だったのでは?
笑えるが、ちょっと説教臭いのも気になる。
この短評にはネタバレを含んでいます





















