ハウス・オブ・ザ・デビル (2009):映画短評
初期作品にもウェストのテイストと才能が明確
「X」3部作をスマッシュヒットさせたタイ・ウェストの初期作品。70年代、80年代の米ホラー映画へのオマージュがたっぷりで、若い女性の主人公、ベビーシッターのバイト、人里離れた古風な屋敷、不気味な高齢女性など、定番の要素が揃っている。さらに、物語の舞台は皆既月食の夜。出だしから見えない恐怖を観客に感じさせつつ、緊張感を積み重ねていく。クライマックスには派手なバイオレンスもあるが、そこまでも決して飽きさせないのはさすが。主人公の親友を演じるのが今や最もホットな映画監督となったグレタ・ガーウィグというのも、北米公開から17年を経ての日本公開という長い時間を表していて感慨深い。
この短評にはネタバレを含んでいます





















