デンジャラス・アニマルズ 絶望海域 (2025):映画短評
ライター2人の平均評価: 3.5
おっさん化したジェイ・コートニーがサメ以上の怪物に!
“ポップな『ミザリー』”こと『ラブド・ワンズ』を撮ったショーン・バーン監督の新作は、「サメ×サイコパスの融合」というサメ映画の変化球。しかも、楽しく「ベイビーシャーク」を歌い、スナッフビデオとしてサメに喰われる観光客を撮るのが趣味の変態船長を、おっさん化したジェイ・コートニーが演じているのがミソ。カイル・リースの面影はどこへやら、兄貴分ラッセル・クロウ街道まっしぐらなヤツと、過去の傷を癒すどころか酷い目に遭うタフすぎるヒロインのバトルが展開。今回も監督の趣味丸出しとも思える監禁シーンに力が入っており、ブラックユーモア入ったサスペンス演出も冴えわたる。
サメよりも、殺人鬼よりも、ヤバいものが見える!?
サメ映画というと“またZ級!?”と思われるかもだが、これは意外な拾い物。シリアルキラーが登場する同じオーストラリア製ホラーにたとえれば、『ウルフクリーク 猟奇殺人谷』の海洋版。しかしそれも前半までで、後半は違った面白さを増す。
物語の鍵は、『ニキータ』に引けをとらないヒロインの生存本能の強さ。孤独ゆえに誰にも頼らない、そんな彼女の折れない心が物語を牽引する。サイコパスとしか言いようがないシリアルキラーを圧倒する存在感に魅了された。
ブラックユーモア満点の埋もれた傑作『ラブド・ワンズ』のS・バーン、久々の監督作という点でも得をした気分。ともかく、ホラーファンは必見!























