ARCO/アルコ (2025):映画短評
『時をかける少女』+『インターステラー』な豊穣な体験
未来はどんな風景が広がってるのか…。そんな妄想をシンプルかつ、われわれ日本人にはノスタルジーすら感じさせる画風で描き、身体が馴染むように没入してしまう。フランス製アニメながら、謎にアジア系を思わせるキャラクターのルックなので、日本語吹替版も自然かも。
時空を超えての純粋な絆には、過去の多くの名作がよみがえるはずだが、まあまあ近い2075年、はるか遠くの2932年と2つの時代が登場し、その進化度の違いにテーマが潜む。近未来は「いかにも」な風景&テクノロジーに、人間関係の冷たさが切ない一方、遠い未来は一周回って人間愛が温かさに回帰しているようで、作り手の「希望」に観ているこちらも幸せな気分になる。
この短評にはネタバレを含んでいます




















