だぁれかさんとアソぼ? (2026):映画短評
ライター2人の平均評価: 3.5
怪異が、隠されていた心理をあらわにする
大多数の学園ホラーでは、怪異自体の描写が中心になり、その怪異に巻き込まれる高校生たちの内面までは描かれないことが多いが、本作は違う。危険な都市伝説を実行してしまう女子高生たち4人、それぞれの個性が鮮やかに描写され、学校の休み時間の何気ない会話や雰囲気に現実味がある。
もちろん怪異自体も忌まわしいが、女子高生たちが皆、怪異に直面することにより、それまで各自が仲間にも隠していた本心が明らかになってしまう、という物語が見どころ。同級生の仲良し同士、女子高生と母親、女子高生と姉、それぞれの心理と関係性が暴かれるシーンは、それまでのリアルな映像が一変し、どこか夢幻的な雰囲気を帯びる。
抗いがたい得体のしれない恐怖
大ごとになるとはとても思えない都市伝説的の一つで、それでていてどこか人の心を捉えて離さない蠱惑的な魅力を持つ”遊び”に関わってしまった者の姿を描いた学園ホラー。こういう得体のしれない、なんだかわからない、だけど一度捕まると逃げることができない恐怖を描くということは清水崇監督の得意とするところで、今回も巧さを感じさせます。夏の学校が主な舞台になっているため若手主体のキャストとなっていますが、ノイズになるような変な硬さを感じさせる演技をしている者がいなく物語に没入できました。主演の鎮西寿々歌も演技のキャリアはまだ多くありませんが、落ち着いた芝居を見せてくれています。





















