沼影市民プール (2025):映画短評
再開発問題だけでなく、ドキュメンタリーの手法も鋭く問う
50年も人々のオアシスだった広大な公共プールが無惨にも取り壊される。その映像に、いたたまれない感情に襲われる。しかも「急いで壊す必要がなかった」理由が浮かび上がり、“無情”感はさらに増すことに。
メイン部分は、いかにプールが愛されていたかという光景。特大&曲線のウォータースライダー、青の美しさに魅せられながら、このプールがゲイの出会いの場だった事実にも“真摯”に向き合い、記録性も高い。
そして本作は、ある部分に「演出」が施される。すべてそこで起こったことと受け取る人には、驚愕の瞬間でもあり、どこなのか観ればわかる。「演出」によって「事実」を伝えるという、ドキュメンタリーの目的を力強く達成した。
この短評にはネタバレを含んでいます






















