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イート・ザ・ナイト (2024):映画短評

2026年5月23日公開 107分

イート・ザ・ナイト
(C) ATELIER DE PRODUCTION - AGAT FILMS & CIE - ARTE France CinNa
相馬 学

オンラインゲームを“現実”と見る、現代の鋭い視点

相馬 学 評価: ★★★★★ ★★★★★

 オンラインゲームを題材にした作品というと現代的という印象を受けるかもだが、つくりは端正なフィルムノワール。

 注目すべきは、ゲームと現実を切り離さず、地続きに見る視点。そこにはPCと向き合った現実逃避という、ステレオタイプのシニカル要素はない。日常の記録として、そして人とつながる手段としての、ゲームの意義について考えさせられた。

 ドラッグ密売の要素が犯罪劇のスリルを盛り立てつつ、キャラクター間の愛情の濃さも見据えられ、ドラマは歯応えあり。ストリートにカメラを向けた際の映像の生々しさもいい。ベッソンやベネックスの初期作品を連想させる、新世代による新世代のためのヌーヴェルヴァーグ。

この短評にはネタバレを含んでいます
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