イート・ザ・ナイト (2024):映画短評
オンラインゲームを“現実”と見る、現代の鋭い視点
オンラインゲームを題材にした作品というと現代的という印象を受けるかもだが、つくりは端正なフィルムノワール。
注目すべきは、ゲームと現実を切り離さず、地続きに見る視点。そこにはPCと向き合った現実逃避という、ステレオタイプのシニカル要素はない。日常の記録として、そして人とつながる手段としての、ゲームの意義について考えさせられた。
ドラッグ密売の要素が犯罪劇のスリルを盛り立てつつ、キャラクター間の愛情の濃さも見据えられ、ドラマは歯応えあり。ストリートにカメラを向けた際の映像の生々しさもいい。ベッソンやベネックスの初期作品を連想させる、新世代による新世代のためのヌーヴェルヴァーグ。
この短評にはネタバレを含んでいます





















