最初の半歩 (2016):映画短評
俳優、トニー・ウー誕生の瞬間を見よ!
名カメラマン、オー・センプイが沙田地区の公共団地で暮らす少年を捉える共通項もあり、『メイド・イン・ホンコン』を想起させる青春映画が10年の歳月を経て、日本で劇場公開。野球選手だったトニー・ウーがスカウトで俳優の道に進んだ「ホンコンドリーム」も、スケボー少年がスカウトされたサム・リーに重なるうえ、当時から芸達者だったトニーが演じる主人公の親友の末路も同じだ。現代パートにおける「雨傘革命」に対するメッセージは強く響くものの、チープな演出がドラマティックな展開を妨げたのは事実。そのため、低予算ならでは粗削りさが作品全体の魅力だった『メイド~』とは異なる印象を持つ。
この短評にはネタバレを含んでいます






















