72時間 (2026):映画短評
ライター2人の平均評価: 2.5
魅力的なキャストが揃うが
これまで順調にやってきた中年男性が、突然年齢を意識し、キャリアの危機を感じる。その設定は、共感させる潜在性十分。主演は人気コメディアンのケビン・ハート、若者たち役には「Saturday Night Live」のレギュラーとキューバ・グッディング・Jr.の息子らが揃い、期待をさせるのだが、意外にも笑える場面が少ない。世代間ギャップのネタはステレオタイプかつ浅く、アクション、犯罪の要素も中途半端でトーンがばらばら。「ワン・バトル・アフター・アナザー」でオスカー候補入りする前に撮影を終えていたとは言え、ハートの恋人役で出演するテヤナ・テイラーが、笑いのチャンスも与えられず無駄使いされているのも残念。
ケヴィン・ハート版『ハングオーバー!』
ケヴィン・ハートが得意とする大災難コメディだが、タイトルが示すように『ハングオーバー!』的タイムリミット・サスペンス要素もアリ。しかも、ハートをブレイクさせたティム・ストーリー監督作だけに、彼の魅力は十分に引き出されており、おなじみの低身長ネタはもちろん、クスリをキメた後の『スカーフェイス』な横暴キャラの変貌は笑える。終盤にはアンディ・ガルシア演じる麻薬王との対峙という見せ場もあるものの、あの『ハロルド&クマー』シリーズのチームによる脚本としては通常運転。核となるはずのハート演じる40男とZ世代の若者とのジェネレーションギャップに関しても肩透かしといったところ。





















