大統領のケーキ (2025):映画短評
過酷さと人間味に満ちた、リアルで胸を打つ冒険物語
個人的には2025年に見た最高の映画のひとつ。監督は今作でデビューする新人、キャストもほとんど素人ながら、そこから来る正直さがあり、最初から最後まで心をつかんで離さない。登場するのはフセイン独裁政権下の過酷な世で生活する普通の人々。これは、罪のない少女が、とてつもなく不条理でばかげた、しかし彼女の人生を左右する重い任務を果たそうとする冒険映画。その道中、彼女はさまざまなモチベーションを持った大人たちに出会う。ハサン・ハーディ監督は、過剰にドラマチックにすることなく、冷静かつヒューマニティに満ちた目でその状況を見つめつつ、政治的なメッセージもしっかりと盛り込んだ。ぜひ見るべき1作。
この短評にはネタバレを含んでいます






















