『ワイルド・スピード』は再び日本を舞台にするべき!サン・カン、ハンのスピンオフ『OSAKA DRIFT』実現熱望

映画『ワイルド・スピード』シリーズのハン役で知られるサン・カンが2日、インテックス大阪で開催中の「大阪コミコン2025」のセレブステージに出席。多くのファンを熱狂させたハンの復活を振り返り、シリーズの舞台を再び日本に戻すべきだと語った。ステージには、メインMCを務めるIMALU、俳優の辻凪子、アメキャラ系ライターの杉山すぴ豊も参加した。
シリーズ屈指の人気を誇るハンは、シリーズ3作目『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』で初登場するも、劇中で運転する車が事故に遭い、車が炎上し、命を落としたと思われていた。6作目『ワイルド・スピード EURO MISSION』では、事故の裏側が描かれ、暗殺者デッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)による仕業だったことが明らかになった。
その後、デッカードがファミリー入りを果たしたことから、ハンの扱いに疑問を抱いた人たちがハッシュタグ「#JusticeForHan(ハンに正義を)」を添えて、復活運動を唱えた。彼らの努力は実り、ハンは9作目『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』で奇跡の復活を果たした。
「#JusticeForHan」運動を振り返ったサン・カンは、「私は監督(ジャスティン・リン)のことをとてもよく知っているんです。お互いのキャリアは一緒に築いてきたようなもの。それぐらいの間柄なんです。なので、『スタジオがハンを復活させたいと言っている』という話は聞いていました」と裏話を告白。「#JusticeForHan」はアメリカのとあるジャーナリストが始めたことをきっかけに、SNSで拡散されたと明かし、「その結果、スタジオもハンがとても愛されているということを知るようになったんです。ここにいらっしゃる方を含め、ファンのみなさんのおかげで、私は今日もステージにこうしていられるし、ハンは復活できたのです」と改めて感謝した。
ハンが初めて登場した『TOKYO DRIFT』は、タイトル通り日本が舞台の物語だった。そこで、ファンから「ハンのスピンオフ映画『OSAKA DRIFT』を作ってほしい。プロデューサーに掛け合っていただけないでしょうか?」という質問が寄せられると、サン・カンは「『ワイルド・スピード』は再び舞台を日本にするべきです。そして、大阪はパーフェクトな街です。SNSで盛り上げて、みなさんで(主演の)ヴィン・ディーゼルやプロデューサーに思いを届けて、大阪で実現させましょう」とアピール。サン・カンの提案に、会場からは大きな拍手が送られていた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)
「大阪コミコン2025」は5月4日までインテックス大阪で開催中