夏休み映画特集2021~劇場邦画編~

 夏休みに見られる邦画は色とりどり。キラキラ青春ラブストーリーから中学生の冒険活劇、タイムトラベルヤンキー映画から戦争の無念さを伝える重厚なもの、バイオレンス、ミステリー、名優たちがノリノリで妖怪を演じる一大エンターテイメントまでずらり。家族でもカップルでも友だち同士でも楽しめる、厳選作品をご紹介します!(文・早川あゆみ)

>>アニメ編はこちら
>>劇場洋画編はこちら
>>配信オリジナル&独占編はこちら

塩対応のイケメンと内気なマジメ女子の胸キュンラブストーリー

ハニーレモンソーダ』7月9日公開
監督:神徳幸治
キャスト:ラウール吉川愛堀田真由
111分

 雑誌『セブンティーン』(集英社)で「読者が選ぶ好きな少女マンガ&実写化してほしいマンガランキング」で1位を獲得した大ヒットコミックの映画化。レモン色の髪、ソーダみたいな塩対応、だけどハニーのように優しい主人公の三浦界を演じるのは、Snow Man のラウール。17歳(撮影当時)ながら持つ不思議なカリスマ性は、界のミステリアスな部分にぴったり。自分が変わりたいと願い、彼によって変わっていく内気な少女・石森羽花を、『ラーヤと龍の王国』でヒロインの日本語吹き替え版声優を務めた吉川愛が演じる。2人の恋の進展はキュンキュンする甘酸っぱさ満載だけどそれだけじゃなく、青春のほろ苦さを乗り越えていく2人の姿に、一歩前に進む勇気をもらえる。主題歌はもちろんSnow Man。

>>公式サイトはこちら

[PR]

仲間とダメダメな自分の人生のために命を懸けリベンジ!

東京リベンジャーズ』7月9日公開
監督:英勉
キャスト:北村匠海山田裕貴杉野遥亮
120分

 累計発行部数2,500万部突破、抜群に面白いと評判の人気コミック「東京卍リベンジャーズ」の実写映画化。ダメダメな人生を歩んできた元ヤンキーの主人公タケミチが、人生で唯一の恋人ヒナを救うために過去にタイムリープを繰り返すという斬新な物語。人気と実力とビジュアルを兼ね備えた若手俳優陣は眼福だが、それ以上に彼らの熱演が輝いている。タケミチ役はDISH//としてヒット曲「猫」も持つ北村匠海、彼を変えるキーマン・マイキーに大河ドラマ「青天を衝け」も好調な吉沢亮、その右腕・ドラケン役は山田裕貴、過去と現在を結ぶヒナの弟・ナオト役は杉野遥亮、ヒナ役は今田美桜。ダサくても痛くても絶対に諦めない、仲間を思う人間ドラマに胸が熱くなる。

>>公式サイトはこちら

街中を舞台に仕掛けられたリアルRPGに中学生コンビが挑む!?

都会のトム&ソーヤ』7月30日公開
監督:河合勇人
キャスト:城桧吏酒井大地豊嶋花

 ジュブナイルミステリーの名手・はやみねかおるの大人気小説「都会(まち)のトム&ソーヤ」シリーズがはじめて実写映画になった! 自ら平凡と言いつつも実はサバイバルの達人の内人(ないと)と、大企業の御曹司で学校一の秀才・創也の凸凹コンビが、市原隼人本田翼らが演じる天才ゲームクリエイター集団に挑む大冒険を、映画オリジナルストーリーで描く。内人役は映画初主演となる『万引き家族』の城桧吏で、オーディションを勝ち抜いた酒井大地が創也を演じる。脚本は「おっさんずラブ」の徳尾浩司、監督は『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~』の河合勇人。中学生が中学生を瑞々しく演じる弾けるようなきらめきに魅了される。

>>公式サイトはこちら

[PR]

ギャンブル好きのダメ親父の映画をめぐる時を越えた奇跡

キネマの神様』8月6日公開
監督:山田洋次
キャスト:沢田研二菅田将暉永野芽郁
125分

 松竹映画100周年を記念し、看板映画を手掛けてきた山田洋次監督が、原田マハの小説を映画化。菅田将暉とダブル主演をつとめる予定だった志村けんさんがコロナ禍で逝去するも、沢田研二によって意志が継がれた。かつて映画監督を目指していたゴウは、いまでは家族にも見放されたダメ親父。だが、孫が幻の監督作の脚本を見つけたことで、夢を取り戻していく。現在のゴウを沢田、若き日の彼を菅田、妻の敏子は宮本信子と永野芽郁、旧友の映画館館主・テラシンを小林稔侍野田洋次郎RADWIMPS)と、それぞれ2人1役で演じる。家族、友人、そして映画への愛があふれる物語に心打たれる。主題歌「うたかた歌」は野田作詞作曲で歌うは「RADWIMPS feat.菅田将暉」。

>>公式サイトはこちら

原爆の開発に加わった若き研究者の揺れる思い

映画 太陽の子』8月6日公開
監督:黒崎博
キャスト:柳楽優弥有村架純三浦春馬
111分

 実際にあった日本の原爆開発計画を基に描かれ、2020年にNHKで放送されて大反響を呼んだドラマ「太陽の子 GIFT OF FIRE」の映画版。本作はドラマとは異なる視点から描き、“その後”も明かされる。太平洋戦争末期。葛藤を抱えてながら原爆の開発をすすめる科学者・修と、深い心の傷を負って戦地から一時帰宅した弟の裕之、建物疎開で同居することになった幼なじみの世津ら、時代に翻弄された若者たちの思いを切なく刻んだ青春群像劇だ。修役は『HOKUSAI』の柳楽優弥、世津役は『花束みたいな恋をした』の有村架純、裕之は昨夏急逝した三浦春馬さんが演じており、「伝えていく」ことの大切さと意義を考えさせられる。主題歌は本作に共感したという福山雅治

>>公式サイトはこちら

[PR]

女子高生監督作の主役はタイムトラベラー!?

サマーフィルムにのって』8月6日公開
監督:松本壮史
キャスト:伊藤万理華金子大地河合優実
97分

 キラキラ映画ばかりの映画部にうんざりしている、時代劇が大好きな“ハダシ”の前に、武士役にぴったりの凛太郎が現れた。時代劇を撮って文化祭でのゲリラ上映をもくろんだハダシだが、実は凛太郎はタイムトラベラーで、ある目的のために未来から来ていたのだ! 友情、恋、時代劇、SFと盛りだくさんな要素が融合し、不思議な迫力にあふれる青春映画。CMなどを手掛ける気鋭のクリエイター松本壮史監督が生み出したスピード感と、大団円の謎の満足感は、ほかでは味わえない。猫背でガニ股のハダシ役を熱演するのは元乃木坂46の伊藤万理華。躍進著しい金子大地が凛太郎を演じ、河合優実、祷キララらフレッシュなキャストが魅力を振りまく。

>>公式サイトはこちら

伝説の妖怪ハンターの血を引く少年が世界を救う

妖怪大戦争 ガーディアンズ』8月13日公開
監督:三池崇史
キャスト:寺田心杉咲花大沢たかお

 1968年の特撮時代劇を、2005年に三池崇史監督が神木隆之介主演でリメイク、今作はそれに続く妖怪ファンタジー。伝説の妖怪ハンターの末裔・ケイが、世界を救うために妖怪たちと大冒険に旅立つ! ケイ役は寺田心。妖怪たちは、狐面の女に杉咲花、狸の大妖怪に大沢たかお、ぬらりひょんに大森南朋のほか、安藤サクラ大倉孝二三浦貴大大島優子赤楚衛二SUMIREらが特殊メイクで大奮闘。小豆洗い役の岡村隆史と、遠藤憲一石橋蓮司荒俣宏は2005年からの続投。大魔神が55年ぶりにスクリーンに登場、神木もケイの担任教師役で出演。ド派手なVFX、友情と愛、自然との共存といったテーマまで、スカッと楽しめる。

>>公式サイトはこちら

[PR]

裏社会を取り仕切る若き刑事が悪魔的ヤクザと火花を散らす

孤狼の血 LEVEL2』8月20日公開
監督:白石和彌
キャスト:松坂桃李鈴木亮平村上虹郎

 広島の架空都市での警察とヤクザの攻防戦を過激に描いた、柚月裕子原作の同名映画の続編。役所広司演じる伝説の刑事・大上の死から3年後の映画オリジナルストーリー。前作に引き続き、暴力を介した人間描写に定評がある白石和彌監督が切れ味鋭い演出を見せる。新人だった日岡は大上の跡を継いで裏社会を治めていたが、圧倒的な悪・上林の登場で絶体絶命の窮地に立たされる。日岡は松坂桃李、上林は鈴木亮平が演じ、吉田鋼太郎、村上虹郎、西野七瀬中村梅雀滝藤賢一中村獅童斎藤工らが出演。彼らの芝居は圧巻で、特に前作では大上を制止していた日岡が全く違う顔を見せているのは驚異的。容赦ないバイオレンスから目が離せない。

>>公式サイトはこちら

妻を失った男の喪失と希望をつづる

ドライブ・マイ・カー』8月20日公開
監督:濱口竜介
キャスト:西島秀俊三浦透子霧島れいか

 今年のカンヌ国際映画祭で日本人初の脚本賞を受賞した注目作。世界的人気作家・村上春樹の短編を、『寝ても覚めても』の濱口竜介監督が映画化。舞台俳優兼演出家の家福(かふく)は脚本家の妻と満ち足りた日々を送っていたが、妻は秘密を抱えたままこの世を去った。2年後、仕事で広島に出向いた家服は、運転手として寡黙なみさきと出会い、目をそらしていた事実に気づく。家服役は『劇場版「きのう何食べた?」』が控える西島秀俊。ヒロイン・みさき役は『ロマンスドール』の三浦透子で、物語のキーとなる男・高槻を『Arc アーク』の岡田将生が演じる。孤独な2人が旅の果てに見つけるものとは。人の心の揺らぎが静かに響いてくる。

>>公式サイトはこちら

[PR]

天才作家が仕掛けるのはフィクションなのか現実なのか

鳩の撃退法』8月27日公開
監督:タカハタ秀太
キャスト:藤原竜也土屋太鳳風間俊介

 直木賞作家・佐藤正午の、実写化不可能といわれた人気作を映画化。いまは落ちぶれた直木賞作家・津田は、とあるバーで担当編集者の鳥飼に新作を読ませている。まだ書きかけのその小説は、津田が富山で経験した出来事を基にしているというが、一家失踪事件、大量の偽札、裏社会のドン、囲いを出たハト、雷の夜の邂逅(かいこう)……複雑に絡み合ったそれらは真実? それとも作り話? 検証をはじめた鳥飼は驚くべき事実に直面する。天才作家・津田役は『カイジ』シリーズや『22年目の告白-私が殺人犯です-』の藤原竜也で、土屋太鳳、風間俊介、西野七瀬、豊川悦司らが出演。嘘と仕掛けが満載された現実と小説が交錯する物語に、心地よくだまされる。

>>公式サイトはこちら

>>アニメ編はこちら
>>劇場洋画編はこちら
>>配信オリジナル&独占編はこちら

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア

楽天市場

[PR]