SNS上の責任と無責任を問うネット版『ウォール街』

2017年11月19日 相馬 学 ザ・サークル ★★★★★ ★★★★★

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ザ・サークル

 世界の透明化を目指すSNSが人気を博している……という設定に現実感があるかどうかはともかく、絵空事の中にも確かに現実はある。そういう意味で、興味深く見た。

 “フォロワーへの責任”という言葉が劇中に出てくるが、それはどれほどの重みがあるのだろう? 一方では、“炎上”をもたらす無責任なフォロワー像が見てとれる。SNSで人と関わることの責任について考えさせるという点に、この映画の重みがある。

 ネット企業の内幕に関しておざなりに処理している点はドラマ的に気になったが、E・ワトソンのナチュラルな演技が光り、ネット依存者の成長劇として楽しめた。SNS版『ウォール街』といった感じの力作。

相馬 学

相馬 学

略歴:アクションとスリラーが大好物のフリーライター。『DVD&ブルーレイでーた』『SCREEN』『Audition』『SPA!』等の雑誌や、ネット媒体、劇場パンフレット等でお仕事中。

近況:『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』他の劇場パンフレットに寄稿。趣味でやっているクラブイベントDJの方も忙しくなってきました。

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