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第70回カンヌ国際映画祭コンペティション部門19作品紹介(2/3)

第70回カンヌ国際映画祭

『ザ・マイヤーウィッツ・ストーリーズ(原題) / The Meyerowitz Stories』

第70回カンヌ国際映画祭

製作国:アメリカ
監督:ノア・バームバック
キャスト:アダム・サンドラーベン・スティラー

【ストーリー】 アーティストである父の回顧展のため、成人した息子・娘たちがニューヨークに集まり、家族は久々の再会を果たす。父から多大な影響を受けて育った子どもたちだが、年老いた父との世代間ギャップに頭を悩ませる。

【ここに注目】 『イカとクジラ』『フランシス・ハ』『ヤング・アダルト・ニューヨーク』など、ニューヨークのブルックリンを舞台にした秀作コメディーで知られるノア・バームバック監督の最新作。人生の危機に直面する主人公を滑稽かつ温かく描いてきたバームバックがつづる新たな悲喜劇とは? 父を演じる名優ダスティン・ホフマンと、人気コメディー俳優アダム・サンドラー&ベン・スティラーの掛け合いにも期待が募る。

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『オクジャ/okja』

製作国:韓国、アメリカ
監督:ポン・ジュノ
キャスト:ティルダ・スウィントンジェイク・ギレンホール

【ストーリー】 韓国・江原道(カンウォンド)の山奥で、1人の少女が“オクジャ”と呼ばれる謎の巨大生物をかくまいながら暮らしていた。世界的企業から追われていたオクジャが姿を消した時、少女は親友であるオクジャを探し出すため命懸けで奮闘する。

【ここに注目】 韓国の鬼才ポン・ジュノが、『スノーピアサー』で組んだティルダ・スウィントンを主演に迎えた話題のモンスター映画。象のような質感の肌と優しい瞳を持つ“オクジャ”の造形は、『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』でアカデミー賞視覚効果賞を受賞したエリック・デ・ボーアが、最新のVFX技術で表現。近年プロデューサーとしての手腕も光るブラッド・ピット率いるプランBエンターテインメントが製作を務める。

『ロダン(原題) / Rodin』

製作国:フランス、ベルギー
監督:ジャック・ドワイヨン
キャスト:ヴァンサン・ランドンイジア・イジェラン

【ストーリー】 1880年のパリ。彫刻家のオーギュスト・ロダンは40歳の時に政府から「地獄の門」の注文を受ける。その頃、ロダンには長年のパートナーであるローズがいたが、若く才能あるカミーユ・クローデルと出会い、愛し合うようになる。

【ここに注目】 2017年に没後100年を迎えた彫刻家オーギュスト・ロダン。そのロダンを『ラ・ピラート』『ポネット』のジャック・ドワイヨンが描く伝記ドラマ。『ティエリー・トグルドーの憂鬱』で第68回カンヌ国際映画祭男優賞を獲得したヴァンサン・ランドンがロダンに扮し、カミーユを『サンバ』のイジア・イジュランが演じる。ロダンによる2人の女性への愛と創作への並みならぬ情熱が繊細につづられる。

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『ハッピー・エンド(原題) / Happy End』

第70回カンヌ国際映画祭

製作国:フランス、オーストリア、ドイツ
監督:ミヒャエル・ハネケ
キャスト:イザベル・ユペールマチュー・カソヴィッツ

【ストーリー】 フランス北部の港町カレー。アフリカや中東から押し寄せた人々が難民キャンプを形成する傍らで、ある裕福なフランス人一家族は、難民問題など気にも留めず快適な日々を送っていた。

【ここに注目】 『白いリボン』『愛、アムール』でカンヌ国際映画祭最高賞パルムドールを2度獲得した、鬼才ミヒャエル・ハネケ監督が手掛けたミステリー。『ピアニスト』で同監督と組み、第54回カンヌ国際映画祭で女優賞に輝いたフランスの名女優イザベル・ユペールが再びハネケ作品への出演を果たし、『エージェント・マロリー』などのマチュー・カソヴィッツと共演。後味の悪い作品を得意とするハネケ監督が放つ“ハッピー・エンド”とは? 3度目のパルムドールなるか。

『ワンダーストラック(原題) / Wonderstruck』

第70回カンヌ国際映画祭

製作国:アメリカ
監督:トッド・ヘインズ
キャスト:ジュリアン・ムーアミシェル・ウィリアムズ

【ストーリー】 1977年のミネソタ州に住む、耳の聞こえない少年ベン。1927年のニュージャージー州に住む、同じくろう者の少女ローズ。ベンは会ったことのない父を探して、ローズは憧れの女優に会うために、それぞれニューヨークへと向かう。

【ここに注目】 『ヒューゴの不思議な発明』の原作者ブライアン・セルズニックによる同名児童小説を、トッド・ヘインズ監督が映画化。少年ベンを『ピートと秘密の友達』の子役オークス・フェグリーが、ローズを聴覚障害者の新人女優ミリセント・シモンズが演じ、ローズのパートはサイレント映画となる。憧れの女優を演じるジュリアン・ムーアは、『SAFE『エデンより彼方に』に続きヘインズ監督と3度目のタッグ。

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『ル・ルトゥタブル(原題) / Le Redoutable』

製作国:フランス
監督:ミシェル・アザナヴィシウス
キャスト:ルイ・ガレルステイシー・マーティン

【ストーリー】 1967年、映画監督のジャン=リュック・ゴダールは、『中国女』に主演した20歳ほど年下の女優アンヌ・ヴィアゼムスキーと結婚。そして1968年の五月革命を機に、ゴダールは毛沢東主義のアーティストとみなされるようになる。

【ここに注目】 『アーティスト』でアカデミー賞作品賞・監督賞などに輝いたミシェル・アザナヴィシウス監督が、今度はヌーヴェル・ヴァーグの旗手ジャン=リュック・ゴダールを題材にする注目作。ゴダールの元妻アンヌ・ヴィアゼムスキーによる自伝的小説「Un an apres」を原作にしており、舞台はゴダールが毛沢東主義に傾倒した1960年代。ゴダールを『恋人たちの失われた革命』などのルイ・ガレルが演じる。

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