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猟奇的な彼女 (2001):映画短評

猟奇的な彼女 (2001)

1月25日公開 122分

猟奇的な彼女
(C)2001 Shin Cine Communication Co.,Ltd. All Rights Reserved.
くれい響

ひと筋縄ではいかない“偶然と必然”の物語

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

日本やアメリカ、インドのリメイクに、『あの頃、君を追いかけた』などのフォロワーを生んだほか、大林宣彦監督のプッシュで日本公開が決まった逸話もある、最強ラブコメ。原作にない「延長戦」や、UFOに乗った未来人や五つ子のおっさんなどの仕掛けや伏線で、より色濃くなった“偶然と必然”の物語が展開。主人公の名が「七夕伝説」の彦星と同じ意であるキョヌ(牽牛)だけに、彼女との純愛を切り裂く存在が雨(水)だったり、じつは一目惚れだった彼女がこだわる服の配色など、観るたびに新たな発見もアリ。ちなみに、X JAPANの「Tears」が効果的に使われた『僕の彼女を紹介します』は本作のパラレルワールドといえる。

この短評にはネタバレを含んでいます
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