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幕末高校生 (2013):映画短評

幕末高校生 (2013)

2014年7月26日公開 108分

幕末高校生
(C) 2014「幕末高校生」製作委員会
相馬 学

コメディとしては微妙だが、テーマはしっかり

相馬 学 評価: ★★★★★ ★★★★★

 前半のドタバタに乗れる・乗れないの差は出るだろうが、それでも描きたいことがハッキリしているので、読後感はスッキリ。個人的には楽しく見ることができた。

 幕末にタイムスリップした現代人のカルチャーギャップ。そこに笑いを見出せるならば、車やケータイ、ギャル・メイクを幕末に持ち込んだギャグを含め、コメディとして楽しめるだろう。

 現代人の描写は底が割れていて少々バカっぽいが、対する勝海舟の描き方は面白い。何を考えているかわからないミステリー性や一見偉人には見えないノンビリ感が妙味。笑いに乗れなくても、「(未来はすごいが)進歩してねえんだな、人間は」という勝の言葉にはガツンとくるものがある。

この短評にはネタバレを含んでいます
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