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劇場版「巨蟲列島」 (2020):映画短評

劇場版「巨蟲列島」 (2020)

2020年1月10日公開 76分

劇場版「巨蟲列島」
(C) 藤見泰高・REDICE (秋田書店)/巨蟲列島製作委員会
くれい響

ヒロインは昆虫博士!

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

同じ動物パニック・ホラーながら、『ジュマンジ』や『シャークネード』とは異なる生理的にムズムズする気持ち悪さが、どこか懐かしい。しかも、いきなりの百合展開などのエロ描写に、観るも無残なグロ描写といったサービスカットが織り込まれる。そんな飽きさせないB級テイストが、まったく高校生に見えないキャラや作画の弱さをフォロー。そして、いちばんの見どころは、ヒロインが決してリーダーになれないコミュ障の昆虫大好きっ子であること。“化粧はご法度”といった身の守り方を伝授し、人喰いジカバチやマダニの大群相手に、自身と葛藤しながら戦う。そんないかにも日本人らしい設定も、海外で受けそうだ。

この短評にはネタバレを含んでいます
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