海の上のピアニスト イタリア完全版 (1998):映画短評
冗長になるどころか感動が深まる見事な完全版
現在上映中の4Kデジタル修復版に続いて、いよいよ9月4日より日本初公開となるイタリア完全版が封切られる。これはイタリア国内でしか見ることの出来なかったバージョンで、上映時間は’99年の日本公開版よりも45分も長い2時間50分。主にナインティーン・ハンドレッドの少年時代の微笑ましいエピソードや、豪華客船での日々を思い入れたっぷりに振り返るマックスのパートが追加されている。これだけ尺が伸びると冗長になりそうなものだが、むしろドラマの厚みが増してラストの感動も深まるのは、セルジョ・レオーネ監督の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』の完全版と同じだ。
この短評にはネタバレを含んでいます



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