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ナタ転生 (2021) 映画短評

2021年2月26日公開 117分

ナタ転生
(C) Light Chaser Animation Studios

ライター3人の平均評価: ★★★★★ ★★★★★ 3.3

なかざわひでゆき

中国産アニメの進化と底力を感じさせる力作

なかざわひでゆき 評価: ★★★★★ ★★★★★

 古代中国の有名な小説「封神演義」を下敷きにしつつ、乱暴者の少年神ナタの生まれ変わりである不良少年が、前世で殺された恨みを持つ邪悪な敵から愛する家族や友人を守るため、眠っていた強大な魔力を覚醒させていく。必要最低限の情報は本編中で語られるので、元ネタについては知らなくてもオッケー。キャラクター・デザインの独特なクセは少々難ありだが、しかし戦前の上海を彷彿とさせるスチームパンクな世界観はクールで魅力的だし、なによりも実写と見紛わんばかりのクオリティで描かれる背景や衣装などの質感は素晴らしく、中国産3DCGアニメーションの技術的な進化に改めて驚かされる。

この短評にはネタバレを含んでいます
くれい響

『羅小黒戦記』に続く、中国アニメの新しい波

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

中国アニメの名作『ナージャの大暴れ』から、早40年。道教の少年神を、覚醒するバイク乗りという『AKIRA』設定とシンクロさせて描く斬新さ。また、『ナタ~魔童降臨~』と比べ、スチームパンクに上海の街並みがプラスされたブッ飛んだ世界観や、『ワイスピ』から『バットマン』『アイアンマン』、『メガシャーク』まで盛り込んだ展開など、「封神演義」に馴染みのない人ほど楽しめるエンタメ要素をしっかり用意。目を見張るほどのバトルシーンに、現地公開から2週間のスピード公開、あの美形道士が主人公となる次回作の予告まで、とにかく熱量がハンパない。それだけに、3DGによるキャラが馴染めないのは悔やまれる。

この短評にはネタバレを含んでいます
平沢 薫

古代民話の少年神が近未来に改造バイクで大暴れ

平沢 薫 評価: ★★★★★ ★★★★★

"何でもアリ"感が痛快。『レディ・プレイヤー1』で『AKIRA』で『マッドマックス』で『アリータ:バトル・エンジェル』で『ジョジョの奇妙な冒険』やスチーム・パンクもちょっと入った近未来SFアクション・アニメでありつつ、物語の土台である"ナタ"はインドの神話から中国仏教を経て道教に根付き「西遊記」にも登場する哪吒(ナタ)太子。古代の民話的存在が近未来に転生して、猛スピードで改造バイクを乗り回す世界なのだ。この哪吒太子が少々一筋縄ではいかない性格で、マーベル映画に北欧神話出身のロキがいるなら、中国映画にはアジアの神話出自のナタがいる、みたいな心意気が感じられるのも楽しい。日本ならスサノオあたり?

この短評にはネタバレを含んでいます
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