ADVERTISEMENT

地下室のヘンな穴 (2022):映画短評

地下室のヘンな穴 (2022)

2022年9月2日公開 74分

地下室のヘンな穴
(C) ATELIER DE PRODUCTION - ARTE FRANCE CINEMA - VERSUS PRODUCTION - 2022
くれい響

永遠に美しく…

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

殺人を繰り返すタイヤ(『ラバー』)やら、会話できるジャケット(『ディアスキン 鹿革の殺人鬼』)やら、ブッ飛んだ不条理劇を得意とするカンタン・デュピュー監督の新作は、“半日進んで、3日分若返る穴”の話。2組の夫婦を通して、永遠の若さに執着しすぎた男と女の顛末が描かれる人間観察コメディで、ブノワ・マジメル演じる日本製の電動イチモツを持つ男が笑わせる。「ドリアン・グレイの肖像」などを思い起こさせる哲学的要素もあるなど、いかにもフランス映画的なエスプリの効いた小話として楽しめるが、「世にも奇妙な物語」の一篇としてもリメイクできそう。そして、今回も74分ポッキリなのが嬉しい!

この短評にはネタバレを含んでいます
ADVERTISEMENT

人気の記事

ADVERTISEMENT

話題の動画

ADVERTISEMENT

最新の映画短評

ADVERTISEMENT