ヒグマ!! (2025):映画短評
想定外に現実とリンク。闇バイトは深刻も映画としてはエンタメに
クマの問題が途絶えないなか、モンスターパニック色も濃厚な本作は明らかに現実とリンクしつつ、クマ絡みの描写は「着ぐるみ」多用で、作り物の映画として受け止め可能。
むしろ「闇バイト」への警鐘が込められているが、そちらも超シビアにならず、間接的にヤバさを訴えるところがエンタメ作品として巧い。かなりグロい描写から、派手なアクション、箸休めとなるコメディ要素、そして名作のパロディ…と、全体の配分も計算されている。
クマ問題に関しては、作り手も公開時ここまで騒ぎになるとは予想しなかっただろうが、クマがどう人間を襲うか、許可をもった猟師の日当がいかに安いかなど最近のニュースで知るネタが多用されていて感心。
この短評にはネタバレを含んでいます




















