ヴィレッジ 声帯切村(コエキリムラ) (2024):映画短評
寒い森には何かが潜んでいる
森の中を必死に走る女性は、いったい何から逃れようとしているのか。そこで何が起きているのかを少しずつ明かしていく語り口が、まずは見どころ。脚本は『サプライズ』『ザ・ゲスト』のサイモン・バレット、邦題はちょっとネタバレの匂いがするが、やはりストーリーには仕掛けがある。それにつけても、北国エストニアで撮影された寒い森、冷たい光、蒼白い樹木の美しさ。やはり北の森には何かが潜んでいる。
ヒロインは、いろんな映画で活躍しているのに、何故か血塗れになって死闘する女性のイメージが強いサマラ・ウィーヴィング。今回も戦いを諦めない。すでに撮影済みの『レディ・オア・ノット』の続編も楽しみ。
この短評にはネタバレを含んでいます






















