君は映画 (2026):映画短評
ややこしく高難度になりそうな設定を、軽やかに、等身大で
劇場で観てる映画の中の人が話しかけてきて…と、一瞬『カイロの紫のバラ』を思い出させつつ、映画の側も、こっちの客席を「映画」として鑑賞している設定が斬新。アクション大作で流行の「マルチバース」を使っているので、下手をしたら高難度の展開も、同じ座組による前2作と同様、日常と地続きの世界に、軽やかに、すんなり、お気楽に入り込める。
辻褄合わせはしっかり計算されているし、「シナリオどおり強いられか」、「自分で運命を変えられるか」の葛藤も、映画らしい盛り上がりをフォローする。
前作『リバー、流れないでよ』に比べると、こぢんまりしてる感は否めないが、アイデアひとつで映画はいくらでも新しくなる希望は継続中。
この短評にはネタバレを含んでいます





















