美しく、黙りなさい (1976):映画短評
待望の日本初公開が喜ばしいフェミニズム映画の重要作
『去年マリエンバートで』などで知られる仏女優デルフィーヌ・セイリグ。フェミニンを体現したような上品で優美な彼女は、同時に活動家として女性解放運動に尽力した筋金入りのフェミニストでもあった。そんな彼女が’70年代半ばに監督を手掛けた長編ドキュメンタリー。予てより「フェミニズム映画の重要作」との噂は聞いていたので、待望の日本初公開は誠に喜ばしい。当時の誰もが知る大物スターから新進若手スター、名バイプレイヤーから無名に至るまで、様々な立場の米仏女優たちが率直に語る映画界のジェンダー問題。その多くが今もなお解消されたとは言い難いことに気付かされる。そういう意味で、全く時代に色褪せない作品だ。
この短評にはネタバレを含んでいます







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