ギデンズ・コーの功夫(カンフー) (2026):映画短評
クリエイターとしての極限に挑んだ「怪物」
自伝的要素の強い長編デビュー作『あの頃、君を追いかけた』の次回作として、当初制作していたギデンズ・コー監督によるアクション大作。十数年の歳月を費やした渾身の一作だけに、中国の武侠小説のほか、派生した香港映画やドラマ、「ドラゴンボール」や台湾人形劇(布袋戯)に至るまで、好きで何が悪いリスペクト&熱量がハンパない。しかも、チャウ・シンチーからの影響大な悪趣味ギャグや容赦ないスプラッタ描写など、たとえネジが外れようとも貫き通す。主人公の青年だけでなく、狂気を秘めた師匠にも自己を投影した監督は、エンタメを追求しつつ、クリエイターとしての極限に挑んだ「怪物」を生み出した!
この短評にはネタバレを含んでいます




















