私がまだ知らない沖縄 (2026):映画短評
全ての日本人が耳を傾けるべき沖縄の声
戦後80年以上を経ても全く解消されない、米軍基地や地域格差など沖縄を取り巻く諸問題について、沖縄在住歴10年の監督が幅広い世代の県民たちに取材することで、移住者ですらなかなか見えてこないリアルな沖縄の実像に迫ったドキュメンタリーだ。もちろん、住民の中にも様々な意見があって一枚岩ではない。問題解決がなかなか進まないのはそのためもあろう。改めて痛感させられるのは、力ずくで沖縄を併合した琉球処分以来、日本政府および本土の人間がいかに沖縄を都合よく利用し、搾取し、差別し、踏みつけにしてきたのかということ。だからこそ、全ての日本人は沖縄の問題を自分事として考えねばならない。本作はその手助けになろう。
この短評にはネタバレを含んでいます





















