『八日目の蝉』『ソロモンの偽証』映画監督・成島出さん死去 享年65歳

映画『八日目の蝉』や『ソロモンの偽証』などで知られる映画監督で脚本家の成島出(なるしま・いずる)さんが、2026年8月24日に亡くなったことが、28日に所属する株式会社神宮前プロデュースより発表された。享年65歳。葬儀は故人の強い意向により親族のみで執り行われ、遺志により「お別れの会」などの開催予定もないという。
1961年山梨県生まれの成島監督は、1986年に『みどり女』でぴあフィルムフェスティバルに入選。1994年の『大阪極道戦争 しのいだれ』で脚本家デビューを果たし、『クライマーズ・ハイ』(2008)、『T.R.Y. トライ』(2002)など話題作の脚本に携わった。2004年公開の『油断大敵』で監督デビュー。角田光代さんの小説を映画化した『八日目の蝉』(2011)では、日本アカデミー賞で最優秀監督賞を受賞。同作は最優秀作品賞はじめ10部門で受賞し、高い評価を獲得した。
その後も、宮部みゆきさんのベストセラーを2部作で実写化した『ソロモンの偽証』(2015)や、モントリオール世界映画祭で審査員特別賞グランプリなどを受賞した『ふしぎな岬の物語』(2014)、福士蒼汰と工藤阿須加が共演した『ちょっと今から仕事やめてくる』(2017)、大泉洋と小池栄子共演の『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』(2020)、『いのちの停車場』(2021)、『ファミリア』『銀河鉄道の父』(2023)などを発表。本屋大賞受賞作を杉咲花主演で映画化した『52ヘルツのクジラたち』(2024)など話題作を手がけ続けた。
所属事務所は「成島が遺した作品や活動を長く愛し、支えてくださったファンの皆様、出演者、関係者の皆様には、これまでのたくさんの応援や温かいお付き合いに、事務所一同、心より深く感謝申し上げます。弊社としましては、成島が情熱を注いだ作品とその想いを今後も大切に守り、伝えていく所存です」とコメント。なお、「誠に勝手ながら、ご香典、ご供花、ご供物の儀は固くご辞退申し上げます」とし、「ご遺族への直接の取材やお問い合わせ、ご自宅へのご弔問等は固くお控えくださいますよう、伏してお願い申し上げます」と呼び掛けている。



