とても満足のいく映画体験。ぜひ劇場で見るべき!

マーベルが自分たちのスタジオを立ち上げる前にソニーがライセンス権を取得したことで、スパイダーマンは最も人気がありつつも、映画の世界では異端で奇妙な存在だった。しかも15年の間に2度もリブートされていて、観客はそのたびに同じ話を聞かされてきている。ジョン・ワッツ監督は、その事実を見事、逆手に取り、ほかのヒーローでは決してできない映画を作り上げてくれた。ユーモアと感動がたっぷりで、最後にはほろりとさせてくれる。これはぜひ映画館で見るべき作品。驚きもたくさんあるので、ほかの観客と一緒に歓声を上げたり、笑ったりしてこそ楽しいのだ。とても満足のいく映画体験を与えてくれる傑作エンタテインメント。