シネマトゥデイ

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何気にジャンル映画の巨匠!?

  • ゴーン・ガール
    ★★★★

     今もっとも大金を費やしてジャンル映画を撮れるのはフィンチャーだ……と言うとファンに怒られそうだが、21世紀にサスペンスを撮らせたら、この人より巧い人はいないだろう。

     ロマンチックな悲劇が転調するや、男の一観客としてはゾッとする展開に突入。いかにも思い出話的な甘い回想描写と、現実のシビアな描写の比重が徐々に変化する。後半はそのサジ加減は絶妙という他ない。

     とくに目を引くのはヒロインが軟禁される別荘のシーン。『パニック・ルーム』の避難部屋や『ゾディアック』『ドラゴン・タトゥーの女』の地下室にも似た、冷ややかな閉塞的緊張は圧倒的。フィンチャーのサスペンス演出の妙が、ここに如実に表れている。

⇒映画短評の見方

相馬 学

相馬 学

略歴: アクションとスリラーが大好物のフリーライター。『DVD&ブルーレイでーた』『SCREEN』『Audition』『SPA!』等の雑誌や、ネット媒体、劇場パンフレット等でお仕事中。

近況: 『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』他の劇場パンフレットに寄稿。趣味でやっているクラブイベントDJの方も忙しくなってきました。

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