シネマトゥデイ

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真のプロフェッショナルは「競争」を意に介さない

  • フォードvsフェラーリ
    ★★★★★

    実際のお話は一匹狼達 vs フォード社の重役陣。『ラッシュ/プライドと友情』的なW天才の世界にこってり乗っているのが「個と組織」の主題だ。『レッドライン7000』を持ち出すまでもなく、これは完全にホークス映画のチューンナップ。例えば山田宏一さんの『ハワード・ホークス映画読本』を開くと「あらっぽい喧嘩から友情が生まれ」「それぞれ自分にしかない知恵と力でたたかう」など本作に相当する文が続々出てくる。

    M・デイモンとC・ベイルが素手で取っ組み合いしてコカコーラで乾杯する単純な美しさ。マンゴールド監督の「20世紀アメリカ映画」を21世紀に橋渡しする作業は万全。「そこに映画がある、それが映画なのだ」!

⇒映画短評の見方

森 直人

森 直人

略歴: 映画評論家、ライター。1971年和歌山生まれ。著書に『シネマ・ガレージ~廃墟のなかの子供たち~』(フィルムアート社)、編著に『21世紀/シネマX』『シネ・アーティスト伝説』『日本発 映画ゼロ世代』(フィルムアート社)『ゼロ年代+の映画』(河出書房新社)ほか。「週刊文春」「朝日新聞」「キネマ旬報」「TV Bros.」「メンズノンノ」「Numero TOKYO (Web)」「映画秘宝」などでも定期的に執筆中。※illustrated by トチハラユミ画伯。

近況: YouTube配信番組『活弁シネマ倶楽部』でMC担当中。11月30日より、竹内洋介監督(『種をまく人』)の回を配信中。ほか、渡辺紘文監督&雄司さん(『普通は走り出す』など大田原愚豚舎の世界)、瀬々敬久監督(『楽園』)、今泉力哉監督(『アイネクライネナハトムジーク』)、二ノ宮隆太郎監督(『お嬢ちゃん』)、大森立嗣監督(『タロウのバカ』)、樋口尚文監督(『葬式の名人』)、映画ジャーナリストの徐昊辰さん(『SHADOW/影武者』&『帰れない二人』について)、田中征爾監督(『メランコリック』)、大崎章監督(『無限ファンデーション』)、安里麻里監督(『アンダー・ユア・ベッド』)、深田晃司監督(『よこがお』)、江口カン監督(『ザ・ファブル』)、長久允監督(『ウィーアーリトルゾンビーズ』)、工藤梨穂監督(『オーファンズ・ブルース』)、三宅唱監督(『ワイルドツアー』)、佐向大監督(『教誨師』)、片山慎三監督×松浦祐也さん×和田光沙さん(『岬の兄妹』チーム)、二宮健監督(『チワワちゃん』『疑惑とダンス』)、広瀬奈々子監督(『夜明け』)、緒方貴臣監督(『飢えたライオン』)、関根光才監督(『太陽の塔』『生きてるだけで、愛。』)等々を配信中。アーカイブ動画は全ていつでも観れます。

サイト: https://morinao.blog.so-net.ne.jp/

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