シネマトゥデイ

シネマトゥデイ

観るのではなく体感させる。戦争映画の新たな大傑作

  • 1917 命をかけた伝令
    ★★★★★

    最初から最後まで完全に引き込まれた。その間ずっと、目に見えぬ敵に怯え、傷の痛みや、水の冷たさを、まるで自分に起きていることのように感じ続けるのだ。一寸先に何が起こるかわからず、常にはらはらし続け、最後には感動の涙を流してしまう。フラッシュバックも、余計な説明も何もなく、その丸1日を、とにかく主人公と一緒に体験させるという手法が、すばらしい効果を発揮している。サム・メンデスも言っているとおり、生と死の分かれ目は偶然、運と呼んでもいいほど微妙なもの。これはヒーロー映画ではなく、最も極端に起こる状況を舞台に、そのことを語る作品なのである。

⇒映画短評の見方

猿渡 由紀

猿渡 由紀

略歴: 東京の出版社にて、月刊女性誌の映画担当編集者を務めた後、渡米。L.A.をベースに、ハリウッドスターのインタビュー、撮影現場レポート、ハリウッド業界コラムなどを、日本の雑誌、新聞、ウェブサイトに寄稿する映画ジャーナリスト。映画と同じくらい、ヨガと猫を愛する。

» 猿渡 由紀 さんの映画短評をもっと読む

[PR]
おすすめ特集
映画アクセスランキング
  • Loading...
»もっとランキングを見る«
楽天市場
スポンサード リンク