シネマトゥデイ

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モダンで新鮮なアプローチを狙ったのはわかるが

  • 「レディバード」の女性監督が、超豪華キャストで傑作古典小説を映画化とあれば、当然ときめく。しかし結果は中途半端。現代の観客のためにモダンでフレッシュにアプローチしたのは明らかながら、功を奏していないのだ。たとえば時間が行ったり来たりするのは不必要な混乱を招くし、ストーリー展開上、良いリズムが出ているわけでもない。おそらく「見せ場」のつもりであろう、当時の女性の社会的立場についての長いセリフも、ただ説教くさい。あんなふうにあからさまでなくても、ストーリーの語り方で、そこは伝わるはず。見終わった後、静かに、しかしいつまでも感じさせることこそ、より優れた監督の手腕だとあらためて思った。

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猿渡 由紀

猿渡 由紀

略歴: 東京の出版社にて、月刊女性誌の映画担当編集者を務めた後、渡米。L.A.をベースに、ハリウッドスターのインタビュー、撮影現場レポート、ハリウッド業界コラムなどを、日本の雑誌、新聞、ウェブサイトに寄稿する映画ジャーナリスト。映画と同じくらい、ヨガと猫を愛する。

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