これはもう、音楽を生み出しながら動く立体作品

2021年4月28日 平沢 薫 アメリカン・ユートピア ★★★★★ ★★★★★

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
アメリカン・ユートピア

 ああもうそろそろライブに行きたいよ〜という気持ちに応えてくれつつ、しかも映像作品としても面白い。というのも、このステージ自体がただのライブではなく、演奏/人体の動き/空間使い/が計算し尽くされた、音楽を生み出しながら動く立体作品になっているのだ。それを、スパイク・リー監督がどう撮ったら効果的なのかを考え抜いて撮影しているのだから、面白くないわけがない。
 選曲には昔の曲も続々。トーキング・ヘッズの1stアルバムや大ヒットした4th「リメイン・イン・ライト」からの曲もあり、すべての歌詞に字幕があるのもありがたく、デヴィッド・バーンというアーティストがこれまで歩んできた道が想起されたりもする。

平沢 薫

平沢 薫

略歴:映画ライター。視覚に訴えかけるビジュアルの派手な映画がお気に入り。「SCREEN」「SCREEN ONLINE」「日経エンタテインメント!」「キネマ旬報」「SFマガジン」「映画.com」「Movie Walker」等で執筆。他に「キングスマン:ゴールデン・サークル」ノベライズ、「グレートウォール」ノベライズ、「X-ファイル 2016」ノベライズ、「フランケンウィーニー」ノベライズ、「「ターミネーター:新起動/ジェニシス ビジュアルガイド」翻訳など。ウェブで映画やTVドラマのニュースを追いかけ中

近況:今頃になって見始めたアニメシリーズ「ゴジラ S.P <シンギュラポイント>」、「ゴジラ」の再構築としても面白いが、それはさておいてもSFとして面白い。続きも見ないと。

平沢 薫さんの最近の映画短評

もっと見る

[PR]