スパイク・リーが監督したのも納得

2021年5月1日 猿渡 由紀 アメリカン・ユートピア ★★★★★ ★★★★★

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アメリカン・ユートピア

スパイク・リーにしたらやや異質ではと思ったが、観て納得。移民問題や銃社会に触れ、選挙に行こうと語りかけるし、何よりジャネル・モネイの「Hell You Talmbout」のカバー!デビッド・バーンとバンドがこの曲を演奏する中、リーは、警察の暴力の被害者たちの顔と名前を画面に挿入していくのだ。そのおかげで「Say His Name」「Say Her Name」というフレーズが、より強烈に心に響くのである。しかし、このショーは政治的というより、ヒューマニティについて。人が一番関心を持つのは、人。だから舞台からも不要なものを全部取り去ったというこのショーは、人の美しさを思い出させてくれる。

猿渡 由紀

猿渡 由紀

略歴:東京の出版社にて、月刊女性誌の映画担当編集者を務めた後、渡米。L.A.をベースに、ハリウッドスターのインタビュー、撮影現場レポート、ハリウッド業界コラムなどを、日本の雑誌、新聞、ウェブサイトに寄稿する映画ジャーナリスト。映画と同じくらい、ヨガと猫を愛する。

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