フランケンシュタイン:映画短評
監督の愛を感じる一本
企画は多く立ち上がるものの、最終的な映像化まではなかなかたどり着けないギレルモ・デル・トロ監督の久々の長編監督作。特にホラーテイストが強めの作品ということになるとかなり久しぶりな気がします。原作からはかなり改変しているところもありますが、監督がちゃんと”原作への愛”が強い人なので原作の世界観を乱すようなことはしていません。狂気に駆られるヴィクター・フランケンシュタインをオスカー・アイザックが好演、また”フラケンシュタインの怪物”役を務めたジェイコブ・エロルディは抜擢に近い起用だと思いますが悲哀を孕んだ視線が感情を揺さぶります。出番は多くないですがミア・ゴスも相変わらず好印象です。
この短評にはネタバレを含んでいます



















