ADVERTISEMENT

おとぎ話みたい (2014):映画短評

おとぎ話みたい (2014)

2014年12月6日公開 55分

おとぎ話みたい
(C) 寝具劇団
森 直人

極めて純度の高い映画体験。観逃さないでください!

森 直人 評価: ★★★★★ ★★★★★

MOOSIC LAB 2013グランプリの超絶傑作がついにロードショー。89年生の山戸結希(グザヴィエ・ドランと同い年)がロックバンド・おとぎ話のドリーミーな世界とコラボした今世紀最強の少女映画だ。

有体に言うと「地方の女子高生が知的な教師に恋するお話」であり、「ヌーヴェルヴァーグ+GS映画」だが、初々しくも狂おしいロゴスとパトスの奔流により、映画そのものが火照っているような圧倒の官能性が味わえる。

主演の趣里は、トリュフォーにとってのレオー的な山戸の表現を伝える完璧な肉体。作品の質としては『大人は判ってくれない』というより、『恋のエチュード』や『アデルの恋の物語』の高みに達した絶頂感!

この短評にはネタバレを含んでいます
ADVERTISEMENT

人気の記事

ADVERTISEMENT

話題の動画

ADVERTISEMENT

最新の映画短評

ADVERTISEMENT